ビンが空いたのと、漬けていたフルーツが無くなってきたのでそろそろストックを作っておきます。
フルーツケーキを作るときに欠かせないのがドライフルーツです。
そのまま使うのではなく、しばらく洋酒漬けにしたものを使うととってもおいしい!
常にストックがあれば「あ、今日作りたいな」というときにサッと使えるので便利です。
必要なものと手順
材料・道具
材料はドライフルーツと洋酒です。
洋酒はブランデー、ラム酒、キュラソー……なんでも大丈夫です。
ただ個人的に、ウィスキーは薬っぽい風味で「キッツ……」って感じになるのでお勧めしないです。
原料がフルーツのものがよく合うのかな~と思います。
使う道具はこちら。
- 瓶
- ざる
- 鍋
- ボウル
瓶は、今回はジャムの瓶を使います。沸騰消毒かアルコール消毒ができて、密封できるものなら何でもOKです。
他のものは、下処理をするときに使います。
ボウルはざるを固定するだけなので、なければ別のもので代用しても大丈夫です。
手順(ざっくり)
ドライフルーツはオイルコーティングされているものが多いです。
そのまま食べる分にはいいのですが、これをそのまま漬け込むとコーティングのせいで洋酒が馴染みにくくなるそうです。
なので、まずは熱湯でコーティングを剥がす「下処理」が必要となります。
コーティングが無いドライフルーツはこの処理がいらないので楽です。でも、あんまり見かけないんですよね……。
コーティングなしのドライフルーツを運よく手に入れた場合は、瓶にフルーツを詰めて洋酒をドバドバ注ぐだけでおしまいです。
熱湯でコーティングを剥がす
下処理をしていきます。使ったのはこちら。
クランベリー、カシス、チェリー、ブルーベリーの4種類ミックス。よく買っています。
フルーツが浸かるくらいの水を沸騰させ、水を切るためのざるをスタンバイさせておきます。
沸騰したら、ドライフルーツを入れて30秒くらいぐるぐる混ぜます。
ざるに移して、振って水気を切ります。そのまま乾かしておきます。
キッチンペーパーで拭いたり、焦げない程度に(水を捨てた鍋で)火にかけて水分を飛ばしてもOKです。
瓶に詰める
下処理したドライフルーツがだいたい乾いたら、瓶に詰めます。
その後、フルーツが浸かるくらいまで洋酒を注ぎます。
蓋をぎゅっと閉めて、このまま保存します。フルーツが洋酒を吸って顔を出して来たら洋酒を足します。
2週間くらいは漬けておいた方がいいです。半年以上漬けるとすごくおいしいらしいです!
いつもそこまで待ちきれず使ってしまうんですけどね……。
いろんなドライフルーツを漬けて、おいしいケーキを作りたいな~。
材料いろいろ(なんでもいいと言われても困っちゃう人に)
書いといてなんですが、「ドライフルーツ好きなのでいいです」「お酒なんでもいいです」って言われても困りますよね!
何でもいいって言っても氷結とかじゃだめなんでしょ!? そこ教えてよ! と、数年前は私も大変困ったので同じような人のためにちょっと紹介しておきます。
ドライフルーツ
まずはドライフルーツの方です。
TOMIZ(富澤商店)にはドライフルーツがたくさん! 見ているだけでワクワクします。
さっき紹介した4種類ベリーミックスもあるし、
クランベリーのみもあるし、
レーズンのみは安い! これはちょっと多いかな……!
こういう、いろいろな種類が入っているものはケーキにしたときにカラフルで楽しいです。
やたらと色鮮やかなものもありますが、着色料が入っている場合もあるので嫌な人は注意して買ってください。ここで紹介したのは入っていないはず……。
目安ですが、フルーツケーキを1つ焼くのに使うドライフルーツの量は、180~200gくらいがぎっしり! という感じでおいしいです。
ドライフルーツは上記のようにアマゾンでも買えますが、近くに富澤商店がある人は一度実際に行ってみると楽しいと思います。
関東だと新宿、渋谷、池袋、横浜など。関西の方も梅田やなんば等、便利なところにあります。
洋酒・リキュール
続いてお酒の話です。
お菓子のレシピなどで「洋酒」とあったらリキュール(蒸留酒に果物や砂糖を加えたもの)を指します。
ワインは蒸留酒ではなく醸造酒というものです。だからリキュールではありません。
細かい定義は国によって異なりますが、なんとなくこれを頭に入れて買い物に行くとウッカリいらない物を買わなくて済みます。
ウィスキーはどこにでも売っていて手に入りやすいので使いたくなりますが、上に書いた通りお菓子に入れるにはあまり合わないのでおすすめしません。
これも富澤商店のお菓子のコーナーあたりに、小さめの瓶がいろいろ置いてあります。カルディにもあります。種類豊富なのは富澤商店です。
お菓子に入れる洋酒はこの辺りが多いです。
- ブランデー(ブドウ)
- ラム酒(サトウキビ)
- キルシュ(サクランボ)
- キュラソー(オレンジ)
(カッコの中は原料)
他にもストロベリーリキュールとかミントリキュールとか、いろいろ面白いものがありますが、お菓子を作るのに何か一つ置いておきたいなら上記から選んでおけばどうにかなります。
どれがいいかは、とりあえず原料のフルーツの好みで選んでしまっていいと思います。
ラム酒はサトウキビなのでフルーツじゃないですが、なんにでも合います。お菓子には砂糖が入ってるから、ね。
そんなラム酒は、「ホワイトラム」と「ダークラム」があります。
ホワイトの方が軽い感じです。あと、フルーツを漬けるときに見た目を楽しみたいなら透明な「ホワイトラム」がおすすめです。
ダークの方はこちら。
ダークラムは小さい瓶もよく見かけます。富澤商店にもあったと思います。ホワイトは大きいのしか見たこと無いなあ。
オレンジの香りでさわやかな感じになるキュラソーが私は好きです。
キュラソーにはいろんな色があります。青とか緑とか。でも着色料で色が付いているだけです。
お菓子の材料として入れるなら、着色料の無いホワイトキュラソーがいいでしょう。
コアントローはキュラソーの一種です。コアントロー社がつくっているものが有名なので、ホワイトキュラソーといえばコアントローみたいになっています。
これも富澤商店に小さめの瓶があります。
フルーツを漬けたりするなら思い切って大き目の瓶を買っても大丈夫だと思いますが、先にちょっと味見したいな~という場合は小さい瓶も探してみてください。